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どうにもこうにもな日々の備忘録

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文句の多い映画鑑賞『ルパン三世 血の刻印~永遠のMermaid~』編

 
さあて今年もやって来ました、ルパン三世TVSP。今回で第22弾ということで、え?そんなに放送したっけ?という気分です。
ついこの間『バイバイリバティー危機一髪』やったと思っていたのに、10年20年あっという間ですね。
今年の目玉は何と言っても「キャスト交代」。その辺りも含めてぐだぐだ文句を綴っていきます。


・タイトルについて
毎年思うのですが、年々タイトルがくどくなっていってませんか?
ルパンのサブタイトルと言えば「○○を○○!(命令形)」とか「○○の○○」とかがよくあるパターンだと思うのですが、近年のサブタイトルは「○○の○○~○○の○○~」のような二重タイトルになっていて、そこからもうげんなりしてくる。
タイトルに多くを詰め込むな!タイトルで全てを語ろうとするな!タイトルでカッコつけるな!
もっと内容を端的に一語で伝えられないものでしょうか。
「炎の記憶~TOKYO CRISIS~」「愛のダ・カーポ~FUJIKO'S Unlucky Days~」「盗まれたルパン~コピーキャットは真夏の蝶~」「天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~」「sweet lost night~魔法のランプは悪夢の予感~」そして今回の「血の刻印~永遠のMermaid~」。
なんだか制作者の過剰な「気負い」を感じてしまうのは私だけですか。


・キャラクターデザインについて
友永和秀キター!
予告を観た時から「テレコムっぽいなー」と思っていたのですが、クレジットを観たら案の定で嬉しかったです。出た、テレコムルパン!
テレコムアニメ―ション作品の色合いやキャラクターデザインが好きなので、そういう意味では今回のルパンは「あり」です。
特に不二子ちゃん。旧ルパンの雰囲気が残っていて良かった。少なくとも、よくある「タンクトップにタイトスカート」という手抜きな格好をさせられていないだけでもすごく好感度が上がった。



・キャストについて
問題のこれですよ~。
観ていて案外違和感を感じませんでした。前のキャストの演技を引き継いだ形になっていて、しっくり収まっていました。
しかし逆にそれが問題ではないかと思うのです。
新しい声優さんを使って声が前のままって、それ声優さん使う意味あるん?だったら物まね芸人使った方がよくね?と。
山寺宏一さんの使われ方なんて特にそうです。山寺さんは器用だからどんな声でもハマる、だから今回銭形に抜擢されたのでしょうが、完全に納谷とっつあんを模倣しており、山寺さんらしさがなかったと感じました。
模倣をさせるためにキャスティングするなら、それが声優(しかも山寺宏一さんのような芸達者な声優)である必要はないと思います。
声優を使う以上は、その声優のよさを活かした新しい演技を開拓する。それが本来あるべきキャスト交代ではないでしょうか。
実際、増山不二子や井上五右エ門は二階堂不二子や大塚五右エ門とは一線を画しており「なんで替えたの?」と苦情も多かったそうですが、自分なりの演技で新しいキャラクターを作り上げ、20何年かけてそれを定着させています(定着したからこそ模倣もされる結果となります)。それが声優の仕事というものです。

と同時に、「このキャスト交代にしてこの違和感の感じなさ」は今の声優界が抱える問題を端的に示したものとも思えるのです。
すなわち、「それなりの演技は出来るし真似は巧いが、キャラクターを自分のものにできない」という問題。
近年のアニメを多く観ている訳ではないですし、沢城さんや浪川さんがどれだけの実力者かは知りませんが、今活躍している声優さんはこれまでのいわゆるベテラン声優さんとは演技への意識が違うように感じます。
演技が上っ面。地に足がついていない。声を無理に作っている。(厳しいことを言いますが)
ベテラン声優さんの信条はまず演技ありきで、それを顔を出してするか声だけでするかだけの違いでした。俳優としての意識が高く、「声優」と呼ばれることに抵抗を覚える人もいました。
そんなベテラン声優さんたちが築いてきたキャラクターは今でも観るに堪えるものであり、日本の文化を支えています。
最近押井守監督が発言して話題になっていましたが、「今のアニメは模倣の模倣」それを言いたい気持ちは分かります。スタッフもキャストも模倣が巧い、それはつまり「二番煎じ」に甘んじているとも言えます。
今後、沢城不二子と浪川五右エ門がどんな個性を発揮するかは未知数です。山寺とっつあんは…山寺さんは信用しているけど、下手に物まねが巧い分(日本語が変)このまま模倣で続けられると嫌だなあ。
そして取り残された次元のキャスト交代。小林次元がいぶし銀だったから新キャストが薄っぺらく聴こえたのも確かです(まあ新キャストは若いし初回だからしょうがないけど)。
これからどんなルパンになっていくのか、期待と不安が半々です。

ゲストキャストに関して言えば、野沢雅子さんの悪役おばさんキャラ!さすがです。早々にお亡くなりになったのが本当に残念。


・ストーリーについて(1)
上記で「二番煎じ」と書きましたが、近年のルパンTVSPは小さい頃観て衝撃を受けた世代のルパンファン制作者が携わっているがためにこれまでのルパン作品を乗り越えられないというのが、長く私が憂いていることです。
「お約束」と言われればそうなのですが、オマージュと二番煎じはまた違うと思うのです。
不二子の裏切りと修行に出る五右エ門はデフォルトとして、
コック次元
釣り糸で宙を飛ぶお宝
機動隊突入
ぶざまにまかれるとっつあん
飛び込んでくるフィアット
エトセトラ、エトセトラ。
なんだかどこかで見たなあー、デジャヴ?と感じさせるものの数々。しかもこれがテレコムルパンなものだから、オマージュとも取れるし二番煎じとも取れる。微妙なところです。


・ストーリーについて(2)
ルパンが泥棒としてのアイデンティティを喪い気味だけど大丈夫か?
ミサ姉ちゃんが不老不死なら、回想シーンから成長してるっておかしくね?「不老」と言うからには年も取らないんでしょ?
五右エ門どんだけ近場で修行してたの?


色々文句を書きましたが、それもこれもルパンを愛するがゆえです。ルパンにはいつまでもいい作品でいてほしいと願っているのです。
あー、口直しにDVD借りてこようかしら。今の気分は『風魔一族の陰謀』か『くたばれ!ノストラダムス』だわ。
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