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どうにもこうにもな日々の備忘録

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南極大陸の昼と夜

 
ドラマ『南極大陸』に触発されて、南極観測のドキュメンタリー本に手を出しています。本は、宮嶋茂樹・勝谷誠彦『不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス』と坂野井和代・東野陽子『南極に暮らす 日本女性初の越冬体験』の二冊です。
『不肖・宮嶋…』は高校時代に一度読んでいてあまりに面白かったので文庫版で手元に置いていたのですが、ほどなくして捨ててしまい今回改めて手にしました。
偶然にも前者は第38次南極観測隊、後者は第39次南極観測隊であるため、南極観測船「しらせ」(今は「宗谷」ではないのですよ)で急病人が出て第38次隊が急きょ帰国、第39次隊は思いがけず予定を繰り上げて作業に従事する辺りに接点が見られます。
いまだに冒険・探検・極限生活のイメージが抜けない南極で、女性隊員がどのように越冬したのか非常に興味があり今回このような本のチョイスになったのですが、女性の越冬生活は思いがけず普通でした。
そうだった、『不肖・宮嶋…』で散々読んだつもりだったのに、何を期待していたんだろう。
昭和基地での生活など今では、食料や物資に若干の制限があること、外界から完全に遮断されることを除いて、ほぼ日本にいるのと変わらないのでした。
『南極に暮らす…』の序章で、「女性が越冬したというだけで私たちが南極観測を語るなんて…」と抵抗を示していたのも至極ごもっともなことで、確かに普通に生活できる昭和基地において越冬したのが女性だろうが男性だろうが大した違いは出ません。
むしろ冒険・探検・極限生活のイメージがぴったりあてはまるのは、『不肖・宮嶋…』の中で語られていた昭和基地から内陸に移動する間の雪上車での生活と、ドームふじ観測基地での生活。ここはハンパないです。野ぐそですよ野ぐそ!食事は手掴み、風呂は汚れ水、寝る時は雑魚寝!とにかく過酷です。ここに女性が派遣されるようになれば、本当にすごいことです。(いや、もしかしたらもう派遣されているかも。その辺りの事情はよく分からない。)
昭和基地での観測生活をこと細かに知りたければ『南極に暮らす…』、しらせに乗ってからドームふじに行くまでの過酷にして面白おかしい道中を知りたければ『不肖・宮嶋…』をお勧めします。
話として断然面白いのは『不肖・宮嶋…』。何せ宮嶋さんは南極に行くにあたって、密かに「南極での性生活」を研究テーマにしていただけあって、万事が下世話です。でも最後は感動するんだなあ…。
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