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どうにもこうにもな日々の備忘録

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私の中の核時計と夫のちんぽ

 
私の仕事を辞めたいという気持ちは、喩えがアレだが「核時計」みたいなもので、「その日」に向けて進んだり止まったり、また大きく進んだりしている。

今週、上司に「最近お前調子に乗ってるからもう『メンタルが弱い』とか言わせんぞ」と他の職員がいる前で言われた。
他の職員には私がメンタルが不調であると分かるか分からないかはギリギリ微妙なところである。それでも、私がメンタル面の配慮を求めていることが欠片でも感じられるようなことを、よくも他の職員の前で言いやがったなという気持ちである。
何より、私が調子に乗っていることと、メンタル面の配慮を求めることは別の問題である。
その日も朝吐いて出勤した。それでも職場では「調子に乗っている」と思わせるほど吐いたことも微塵に感じさせない仕事ぶりなのだ。私ほど病気と仕事を両立させている人間がいるのか。メンヘラ歴20年を舐めるな。
じゃあ上司は「仕事に出たり出なかったり、出ても何の役に立たない」ような人間しかメンタルを気遣うに値しないと思っているのだろうか。無遅刻無欠勤で、人並に仕事をする人間のメンタルはどうでもいいのか。
この職場は、仕事の出来ない人間(無能であったり、病気であったり)は大切にするが、そうした人間の分まで仕事をフォローしている人間は大切にしない。
少し配慮してくれるだけで、私は人並に、いや他の人間の分まで働ける。その配慮をしてくれないのだったら、私はもうここには居られないし、居たいとも思わない。
今月中に上司との面談が控えている。毎朝吐くことは、恐らく私の深層心理が「もう嫌だ」と訴えているように思う。(しかし私の表層心理はあまり仕事がしんどいとは思わずこんなものだと感じているので、仕事のどこがどう辛いのかが認識できていない。)
この上司に、毎朝吐く程度には体調が悪い事実を伝える価値が感じられない。配慮といっても「この人メンタル弱いらしいよ」という程度の認識であるのだったら、言うだけ無駄なような気もする。

「会社は、私達の事を粗末に扱ってないか?その事が、とても悔しい。」(木皿泉『すいか』)


話は変わるが、『夫のちんぽが入らない』という本を読んだ。吐き気がした。
特に、著者が仕事のしんどさから逃避するために出会い系で出会った男たちと行きずりの関係を重ねて行く描写が、まるで自傷行為そのもので気持ちが悪くなった。
読む前から、性的な逸脱がある人は多かれ少なかれ何らかのサバイバーだったのだろうという確信が半分あった。
性的な暴力で傷ついた人は、性的な行動で傷を治そうとする。精神的な辛さを癒したくて、心と深く関わる性的な行動に走る。
私も幼少期あれこれあって、思春期からメンタル面に不調を来し、まあ性的にあれこれない訳ではない。やはり幼少期のあれこれが、今のあれこれに繋がっている気がしてならないのである。
本は著者の「私が○○だからダメなんだ」という自罰的な思考で貫かれている。その思考は幼少期における母親の、恐らく「毒親」と近しい抑圧的な態度が大きく関係しているのは一目瞭然である。
しったらしい言葉を吐きながら著者の身体をおもちゃにする出会い系の男たちも、学級崩壊を主導しながら教員退職後の著者に助けを求める少女も、娘を抑圧しながら婚家に子どもができないことを謝罪に行く著者の母も、未婚子なしの教員を見下す「子持ち至上主義者」の既婚子ありの教員も、著者を「君ほど純粋な人はいない」と言いながら別腹で風俗に通い続ける夫も、みな身勝手で図々しい。でも世の中はこういう人間で回っているのだとも強く思う。
私はこの本を「やっぱり幼少期あれこれあると、大人になってからあれこれあるよね(特に性的に)」という視点で読んだ。世の中の批評を見ると、「セックス抜きの夫婦のあり方」みたいな物語(ともすれば美談)として読む人が多いようだが、私には著者はそう思うかなあと疑問符が付く。
何より恐ろしいのは、精神的に無理をした著者はストレスの果てに教職を辞し自己免疫疾患を発症する。同業者として綺麗事のように思える教育論を貫いてきた夫も、精神的に無理をしたのだろう、パニック障害を発症した(夫の風俗通いももしかしたらストレスのはけ口であって、かつての著者と同じ状況を呈しているのかもしれないが、だからといって妻に知られないよう配慮を怠る理由にはならない)。
折しも上司とのいざこざの中で読んだので、私の感想は「仕事のストレス怖い。私の朝吐くやつどうなっちゃうの」の一言である。
どうでもいいが、『夫のちんぽが入らない』の感想に「私も入らない」という声が一つもないのはどういうことだ。
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