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どうにもこうにもな日々の備忘録

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荒野より君に告ぐ

 
ドラマ『南極大陸』が始まります。
私はこのドラマの何を一番楽しみにしているかって、主題歌。中島みゆきの「荒野より」だったりします。
CDのリリースに先行して歌詞が公開されており、これを読んだらもう。相変わらず巧いなあ!と思ったのでした。
中島みゆきの凄いところは、まあ語りだしたらキリがないのですが、その一つにドラマの主題歌を依頼されるとまさにドラマの主題を歌にしてドラマにドンピシャな曲を作る「作家性」が挙げられます。
ドラマ『家なき子』で制作者サイドから「女の子が犬と旅をする話」としか知らされなかった中島みゆきが犬の視線で曲を作った話はあまりにも有名です。「犬が女の子を見た先には空しかない」、それが「空と君のあいだに」でした。

さて、今回の『南極大陸』は第一次南極観測隊のお話です。
そこに来て主題歌のタイトルが「荒野より」だったので、私はてっきり遠い南極の荒地から生きるメッセージを叫ぶ男たちの歌に仕上がっているかと思っていました。
しかし、果たしてその歌詞は「空と君のあいだに」同様、犬の視線でした。
第一次南極観測隊には犬ぞり、特にタロ・ジロのエピソードは切っても切り離せません。
人間の都合により今まで観測を共にした犬ぞりの犬たちを置き去りにする悲哀、そして一年後に全ての犬ではないにせよ残った二匹のタロ・ジロと再会する感激は第一次南極観測隊を語る上で常に付いて回るものであり、当然ドラマ『南極大陸』にも暗い影を落とすことでしょう。
先にタロ・ジロのエピソードを知る視聴者として、常にその別れと再会を予期しながらドラマを観ることになります。
中島みゆきは「荒野より」で、そんな犬ぞりの犬たちの人間に対する親愛と信頼を描きました。
しかも、それは雪原を犬ぞりで共に走る風景の中でのものではありません。
隊員が日本に帰り、雪原に残されながらも待つ風景の中でのものです。
そこに恨み言はありません。「戻って来い」とも「待っている」とも言っていません。ただただ人間への愛のみです。
唸りました。あまりに切なく、あまりに愛おしい犬たち。
歌詞だけでこんな状態なのに、『南極大陸』では涙するかもしれません。
中島みゆきのような曲の作り方が本当の「主題歌」であり、それ以外は単なる「イメージソング」や「BGM」でしかないのではないかと最近考えています。


荒野より君に告ぐ 僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない


(歌詞の内容が南極観測中のものか観測後のものかは解釈の幅がありますが、現在進行形ではなく人間と犬との間に時間や距離があることを考えると観測後を示唆していると読んでいいと思います。)
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Comment

さあ
とうとうこの日がやってきましたね。

中島みゆきさんのAメロの優しい歌声、サビの力強い歌声、番宣関連で流れていますね。
歌詞は私は拝見できていませんが、とりあえず今日のオンエアのタイトルバックで曲を聞いて映像を見て痺れたいと思います(笑)。

2011.10.16 | ねね[URL] | Edit

泣くかもしんない

中島みゆき+動物ネタ。
ぴったんこカンカンで木村さんが「動物好きには堪らない作品。バスタオルを用意して」と言っていましたが、私も来るかもしれません。
今夜9時からですね!楽しみです!

2011.10.16 | damian[URL] | Edit

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