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どうにもこうにもな日々の備忘録

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文句の多い映画鑑賞『コキーユ―貝殻―』編

 
―私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ―
これ観るの二回目です。

中学生最後の日に行き違いにより告白を果たせなかった小林薫と風吹ジュンが同窓会で再会し、あの日叶わなかった恋をやり直すという大人の甘酸っぱいラブストーリー。
同窓会をきっかけに同級生と不倫の関係になるというのはありがちな話ですが、それを陳腐な内容にしてしまわず情感豊かに、ある意味すがすがしく仕上がっているのは、なんといっても主演二人の力量と魅力に拠るものでしょう。
このレビューを書くにあたってシナリオ集を借りてきたのですが、セリフを読む限りでは早瀬直子という女性はそれほど艶っぽい言葉を発しておらず、それが本編になると途端に可愛らしくいじらしく感じられるのは風吹ジュンのなせる業だと思います。
例えばこの作品のクライマックス的セリフ、「浦山君とちゃんと恋をした気がした」の「ちゃんと」を「ちゃあんと」と少し甘えたように言う風吹ジュンの台詞回しはさすがです。
強いて言うならば、冒頭の同窓会のシーンでは所在無げに誰とも溶け込まず暗く大人しめな雰囲気さえあった風吹ジュンが、全編通じて積極的(アプローチするのは常に風吹ジュンだったことを思えば、「押せ押せムード」であると言ってもよい)なのが若干違和感がありますが、いかんせん小林薫が生真面目で朴訥としたキャラクターなので致し方ありません。受け身の風吹ジュンというのも見てみたかったですが、それだと全く話が進みそうもない。
何より、中学生時代に思いを寄せていたのは風吹ジュンの方だったので、過去を取り戻そうと動くのは当然とも言える。そう思えば、積極的なのも無理はありません。
残念ながら結末はハッピーエンドではないのですが、それだからこそ二人が過ごした数週間が綺麗な思い出として観客に届くように思います。この結末は悲しいですが、美しくもあります。

とまあ綺麗ごとはこれくらいにして本音をぶっちゃけると……風吹さんめっちゃ可愛かった!!!
やっぱりいいわあ風吹さん。可愛すぎて胸がきゅんきゅんするわあ。
何せ設定として風吹さんが水商売をしているというのがもう反則ですわ。そんなスナック、私が男だったら通っちゃうに決まってるじゃないですか。いや、女でも通っちゃう。呑めないのにまた来たのー?なんて言われながら風吹ママに人生相談とかしたりするんだい(妄想)。
そんな風吹ママが作中で「今度は一人で来てね?」とか言うんですよ、そりゃ行くわ小林薫!通うわ小林薫!
それでいて風吹さんがまた相変わらずの上目遣いだったり、舌足らずだったり、もうかーわーいーいー。
なんなんでしょうねホント。あのくりっとした少女めいた瞳がいかんのですかね。
ベッドシーンは一瞬のカットなので「そんだけかよ~」と落胆した私がいましたが(『はみだし刑事情熱系』の兵吾×玲子の妄想のネタにしようと思っていたのに…)、入浴シーンで綺麗な身体を拝めたのでよしとします。
風吹さんって見た目も肌も感性も何もかも若いよねえ。
上で「受け身の風吹ジュンも見たい」と書いたけど、実際の風吹さんは恋をすると待ったり躊躇したりせずに自分からがんがん行くタイプだと思います。
そしてそんな風吹さんを反映してか、風吹さんが演じる女性たちもそんな傾向にあるように思います。

小林さんに対してはそうねえ、福祉事務所で補装具の支給決定を担当している人間としては「補聴器買え!」と言いたくなるのですが、まあそれだと話が続かないし、聞こえないのを聞こえないままに生きていくのもまた一つのアイデンティティだと思うので…ごにょごにょ。


以下、個人的メモ。作中で風吹さんが可愛かったセリフ集。
・小林薫が初めて店に行ってすぐ帰ることになった時の「今度は、ひとりで来てね?」
・大型トラックにはねられそうになった小林薫を助けて期せずも抱き合う形になったままでの「あしたも、来てね?」
・遅れて店を開けながらふと手を止め「今日は、開けない」
・小林薫と二人きりの車中で「ねえ、肩借りていい?」
・「だあいすきだったの、あなたのこと」
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