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『はみデカ』鑑賞の極意

 
今、私の住む地域では夕方に『はみだし刑事情熱系』を再放送しています。
このドラマをご存知の方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
ウィキペディアに拠れば、「1996年から2004年にかけて8シーズン続いたテレビ朝日系列で放映された刑事ドラマ。全165回。通称・はみデカ。『はぐれ刑事純情派』や『相棒』と交互に放送されていた」とのこと。
端的に言えば、柴田恭兵演じる熱血刑事とその仲間たち(って書くとなんだか「愉快な仲間たち」的なニュアンスになっちゃうな)が所属する警視庁広域特別捜査隊(通称「広域」)で風吹ジュン演じる課長とともに事件を解決していく刑事ドラマです。

数々の刑事ドラマが放送されてきた中で、ストーリーが洗練され警察組織や捜査活動に関する描写もリアリティを増してきており、古い刑事ドラマを観返すと「おいおい、そりゃねーだろ」と白けてしまう部分があります。今回『はみデカ』を観た時もその感は否めませんでした。
『相棒』シリーズですっかり目が肥えてしまった家族には「なんちゅーしょーもないドラマ!」と非難され、肩身の狭い思いで再放送を録画し続けています。
それでも観てしまう『はみデカ』の魅力とは、私の中では以下の2点に集約されます。

熱血刑事・柴田恭兵と課長・風吹ジュンの擬似夫婦関係。
熱血刑事・柴田恭兵とその娘・前田愛の友人関係。

まず1点目。
柴田恭兵と風吹ジュンは同じ職場で上司・部下として勤務していますが、実は元夫婦なのです。その事実は周囲も知っています。
第1シーズンの内容を忘れてしまったので詳細は不明ですが、お互い警察官として結婚したものの夫婦関係が上手く行かず離婚、柴田恭兵は風吹ジュンと別れて暮らしていたが、このたび「広域」の発足に伴い同じ部署に配属された模様です。(まあ同業者同士だとそんなこともあるでしょう。)
勝手に捜査を進め、時には命令違反をする柴田恭兵のはみだしぶりに、上司として風吹ジュンは頭を痛めているというのが話の常なのですが、単なる上司・部下というドライな上下関係にとどまらず、時に元夫婦としての阿吽の呼吸や馴れ合いが漂い、もっと言えば別れたとはいえ二人はまだお互い好きなんだろうな、好きだけど敢えて上下関係というぬるま湯に浸かっているのが幸せなんだろうな、と感じさせるところがあって、それがグッと来るのです。
だって柴田恭兵サイドから観てご覧なさいな。元妻が同僚でしかも上司で、色々反発はするものの結局は頭が上がらなくて、なおかつまだなんとも言えない感情が残っているというのは、大変美味しいではありませんか。
(『名探偵コナン』で言うところの毛利小五郎と妃英理みたいなもんです。)
ただの夫婦関係よりもある意味濃密な、擬似夫婦関係。「一度別れているがまだ情が残っている」という状況がドキドキします。

そして、2点目。
柴田恭兵と風吹ジュンの間には前田愛演じる一人娘がいるのですが、まだ物心つく前に二人が離婚したために前田愛は自分の父親の顔を知らず、柴田恭兵のことは自分の母親の同僚としてしか見ていません。ちなみにその事実も周囲は知っています。
なお悪いことに、柴田恭兵と前田愛は友人のように親しくたびたびデートしたり風吹ジュンとともに会食したりするので、柴田恭兵が本当の父親であると言い出せない状況にずるずると陥って行っています。
時に前田愛がまだ見ぬ父親への恨み言や恋しさを口にしたり、事件に巻き込まれ父娘を演じなければなくなると、柴田恭兵は本当は自分が父親であると名乗ろうとしないでもないですが、それも毎回不発に終わります。
下手に父親であると名乗って拒絶されるよりも、他人だけど友人としての関係に満足している方が幸せだと、こちらでもぬるま湯に浸る柴田恭兵なのです。

かくして数シーズンにわたり、柴田恭兵は風吹ジュン・前田愛と擬似家族を続けていくのですが、それを「あーあ、ホントは好きなくせに~」とか「おーい、お父さんは目の前に居ますよー」などとニヤニヤしながら観るのが私の『はみデカ』鑑賞の楽しみなのです。

…とこのたびここまでその醍醐味を語ったのは、改めて観てみると自分がかつて感じていたほどドラマの内容が兵吾×玲子になっていなかったからで、あれ?私あまりに兵吾×玲子を期待しすぎた?フィルター掛かってた?と焦ったからでございます。
あと、冒頭にも書いたように、『はみデカ』の放送から時間が経ったことも大きいと思います。この数年で色んな刑事ドラマを見てきて、これまで何も考えずに『はみデカ』を観て楽しんでいたのが今は無理になってきた。「おいおい、そりゃねーだろ」と思うことの方が多くなった。
年を重ねるということは、楽しかったものを失うことでもあるのかなと感じた次第です。(もちろん、年を重ねた分、別の楽しいものを得てはいくのですが。)

かつてあるサイトで兵吾×玲子の小説が多数掲載されていたのを思い出します。ああ、あれ全部保存しておけばよかった!
かろうじて残っている18禁小説を何度も読み返して、兵吾×玲子フィルターを維持しています。
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Comment

確かにリアリティを追及する昨今の刑事ドラマに見慣れてしまうと、はみ刑事はつらいものがありますよね。
殴る蹴るバンバン拳銃撃ちまくる刑事だし(苦笑)。
時代が変わってしまうとこんなにも見方も変わるものかな、と私も残念に思いました。
でも時代に負けずにはみ刑事継続愛o(^-^)o(笑)。

2011.07.29 | ねね[URL] | Edit

こんなことを書いていますが

ちょうど再放送を観始めた時期に書いた日記のため、ちょっとはみデカについて否定的なことも書いていますが、「はみデカが好き」という気持ちがあってこその感想ですし、ぶっちゃけシリーズ通して観るうちに「リアルな警察像じゃない」なんて違和感もマヒしてどっか吹っ飛んじゃってます。

まあ、兵吾×玲子見たさ、風吹ジュン見たさで突き動かされているはみデカ熱なので、リアリティうんぬんはこの際いいですもう(笑)。

2011.07.29 | damian[URL] | Edit

リアリティは二の次o(^-^)o

私も実は再燃組で
ずーっと好きだったわけではないんです^^。
一時完全に冷めた時期もあります。
同じ刑事ものなら『踊る大捜査線』にハマった時期もありました。
でも、あっちはあっち(笑)こっちはこっち、ですよね^^。
比べたらイカンですよね('')。
兵×玲萌えに時代は関係なしです( ̄ー+ ̄)☆

2011.07.29 | ねね[URL] | Edit

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