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どうにもこうにもな日々の備忘録

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未収回収大作戦!(ルパンサブタイトル風)

 
お仕事の話。

年度末から年度始めにかけて、医療費の未収金を回収し、もしくはもう入らないものとして貸し倒れに処理をしていました。
仕組みはよく分からないのですが、外来や入院で未払いとなった医療費をいつまでも持っていることは、入る予定のお金を債権として抱えている状態で色々収益上損なのだそうで、入りそうもないものはさっさと貸し倒れたことにするのが年度末の未収貸し倒れの仕事なのです。
未収金計上は毎月処理している作業ですが、そこに2年前の未収金貸し倒れも加わって、ちょっと色々キました。

何よりキたのが、そんな時期の最中(さなか)目の前でまさに医療費が未収金になった瞬間を見てしまったことです。
スウェットの上下にサンダル裸足のガラの悪そうな男性が、診察を受けて帰る段になって「今日金持ってきてないんや」と。
病院としては誓約書を書かせてお帰りいただくしか術がないので一筆もらった訳ですが、恐らく返しに来ず催促しても返さず2年後まで持ち越して貸し倒れになるのでしょう。
おっさんさあ、あなたさっきコンビニで買ったスポーツ飲料持ってたよねえ。絶対お金持ってるよねえ。
そのコンビニで例えばスポーツ飲料をがぶ飲みしてレジで「今日金持ってきてないんや」と言うのは食い逃げだよね。
それなのに医療に関してはそれができるって思うのはどういう神経?医療も商品なんだけど?
色々言いたいことがふつふつと沸いてきて、やり切れない思いになりました。

それに加えて、職員の未収金の多いこと。
職員の未収金に関しては職場を通じて連絡することにしているのですが、ある病棟の看護師の未収金の催促をしたところ、電話に出た別の看護師が言うのです「これって個人情報じゃないですか?職場に電話してきていいんですか?」と。
あのさあ、確かにプライベートなことではあるけど、この程度じゃ個人情報とは言わないでしょ。
どこの科にどんな病気でかかったかも言ってないし、診察を受けた連絡が行っただけでとやかく詮索するならその職場の方が問題でしょ。
そもそも払うべきものを払っていないのに個人情報がどうのって言ってる場合。
職員の中で医療費を支払わずに平気でいる人間がいるということ自体がおかしいと思う。
こちらもまた色々言いたいことがふつふつと沸いてきて、さらにやり切れない思いになりました。

このたび、未収金を考える上での基礎資料として統計を取ってみたら、全外来患者数のうちだいたい1.5%が支払いをせずに帰っていることが分かりました。
金額としては病院全体の収益の0.0何パーセント、本当に微々たるものです。でも支払わないというモラルを問いかけて行きたいのです。
恐るべきことに、未収患者の1割が職員だったりします。
もちろん看護師が仕事の合間にぱっと診察に来て仕事に戻ったり、医師が自分の処方箋を自分で出したりしてうやむやになってしまうのは分かります。
だけど、仕事中だろうがここの職員という特権だろうが、医療は医療。自分の職場の商品を使ったのだという意識付けをしたいと思っています。

こんな状況は、恐らくうちの病院だけではないはず。
それどころかもっと大規模病院は未収金の回収に苦労しているのではないでしょうか。
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