WHAT'S NEW & DIARY in ROUTE66

どうにもこうにもな日々の備忘録

RSS     Archives
 

文句の多い映画鑑賞『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』

 
『東京タワー…』はこれまで3度映像化されています。TVSP版(2006年)、TV版(2007年)、映画版(2007年)です。それぞれのキャストは…
オカン――田中裕子/倍賞美津子/樹木希林
ボク――大泉洋/速水もこみち/オダギリジョー
オトン――蟹江敬三/泉谷しげる/小林薫

ただいま大泉洋祭り開催中につき、今回はTVSP版の『東京タワー』を観ました。
実はTVSP版を観るのは初めてではなく、そして全ての『東京タワー…』の中で初めてにして唯一観た作品だったりします。他の『東京タワー…』は観ていません。
観ていない理由はただ一つ、私の中でオカンは田中裕子さん以外はありえないからです。
以前から田中裕子さんのファンでしたが、オカンを演じる田中さんはまた秀逸でした。最初に観たオカンがこの最高のキャスティングであったばかりに、他の『東京タワー…』には全く食指が動かなくなりました。
街の男たちに「上玉」と言われ横暴なオトンがいつまでも固執したくなるほのかな色気や、包み込むような温かさ、逆境に呑まれないしなやかさ、笑いを忘れないお茶目さ(鼻眼鏡最高!)、この絶妙な雰囲気は田中さんにしか出せないと思うのです。とにかく田中オカンは可愛い。
またこの作品は久世光彦氏が手掛けた最後の仕事でもありました(企画の段階でお亡くなりになっているため実際に演出はされていません)。
久世氏と言えば、田中さんを長く起用し続けた「向田邦子」シリーズがあります。
田中さんの魅力を十二分に知っていた演出家による企画であったからこそ、田中オカンはこうも輝いているのだと感じます。

そんな田中裕子さんの存在により、「ボク」である大泉洋くんは影が薄くなり気味。(うちの母親もTVSP版を観ていましたが、田中さんの印象があまりに強すぎて、大泉くんも共演していることを全く覚えていないそうです。)
確かに田中さんの強い個性の前では大泉くんは「助演」になってしまうでしょう。しかし「ボク」のお母さん子ぶりを嫌味なく演じ切っているのはやはり大泉くんのキャラクターに拠るところが大きいと思います。
普段の大泉くんも実の両親を「パパ・ママ」と呼び、ファンの女性を「子猫ちゃん」と呼ぶ、そんなちょっと甘ちゃんなイメージが「ボク」にしっくり来ます。

他の『東京タワー…』を観ずに言うのは良くないと分かっていながら、敢えて言いましょう、『東京タワー…』を観るなら是非TVSP版を!
初めて観た時から印象に残っていたウサギを可愛がる田中裕子さんのシーンには今回も悩殺されました。
スポンサーサイト

Comment


プロフィール

damian

Author:damian
FC2ブログへようこそ!




最新トラックバック



検索フォーム



ブロとも申請フォーム

QRコード
QR