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どうにもこうにもな日々の備忘録

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明日も頑張ろう、愛する人に捧げよう

 
1月から導入した医事課の新システムが遅くて遅くて、どんだけ遅いねんと時間を計ってみたら、入力作業時間の2割はシステムの動作待ち。
2割て。5時間入力したらうち1時間は動かないシステムてどうなん。
そんな訳で今月はほぼ毎日残業しています。

そこまでして新システムを使っているのは今度の診療報酬改定に対応するためなのですが、その診療報酬改定情報がちらほら解禁されていて、それがもう「うちの病院大丈夫なのか」という内容なのだそうです。(改定読んだけどよく分からない。)
そもそも診療報酬全体が「もはや『いつでもどこでも』の医療は望めない」と物語るかのように、いかに限られた医療資源と医者と看護師を適切に使うかという改定になっているように読めます。
医師が院外で画像診断した分も点数がつくようになって、先生は家に帰ってもおちおち休めん訳やなと思いました。
看護必要度も、在宅復帰率も引き上げ。がん患者は入院せずになるべく在宅で。生活習慣病にはどんどん指導。
ついに一部の病院だけで実施していた選定療養(紹介状持たずに大病院かかると自費でお金取られるアレ)が義務化の方向で、でも確かに「その病院のかかり方どうなの?」という診療も多いのでいいと個人的に思うのですが、そうした患者の受療行動を問い直して行く診療報酬になっていることに、恐らく一般の人は全く知らないというのがどうなのかなあ。

そんな中、渡辺ペコ『昨夜のカレー、明日のパン』と柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』第3巻が発売。
『昨夜の…』は、原作をまだ読んでいなくて、ドラマの方も途中までで、正直どこまでが渡辺さんの脚色か分からないけども、『昨夜の…』のエッセンスを上手く抽出して渡辺さんの世界に再構築した、見事な完成度でした。すげえ。原作読みたい。
『健康で…』は相変わらずの緊迫感。いつもながら「福祉のおしごと」の難しさや醍醐味を描き切っていると思います。
新人の中の一人、栗橋さんは確かに優秀なんだけど、福祉の世界を「本で読んだことや学校で勉強したことだけで完結できない」と感じられたら一歩前進かなーと応援しながら読んでいます。
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昨日死んだ若い人の手の平は長生き示してた

 
今週も人の生き死にをつらつらと。
98歳のおじいちゃんがご飯が食べられなくなって入院したのだが、CRP値が高い訳でも嚥下が落ちている訳でもなく、「それってもう老衰ってことで治療せずお帰りいただいた方がいいんじゃないですか?」とベッド会議で提案したのだけど、多分嚥下食をアップしたり色々検査したり入院期間が延びるんだろうと少し憂鬱になる。まあもちろん本人や家族がどういう医療を望むかだけど。
ただ枯れるように死んでいくことが病院にお世話になった時点で望めないのかと思うと、この先自分や家族がある程度の年齢になって調子が悪くなっても下手に病院にかからない方がいいような気がしてくるのだが、この先「ただ看取るだけの医療」というものにシフトしていくのだろうか。
どう生きていくかだけでなく、どう死んでいくかが大事になってきた現代。師長さんは「生きる権利もあるけど死ぬ権利だってあるんよ」と仰っていて、恐らく「延命的な治療をせず死ぬことも選択できる医療に」という思いがあるんだろうと思う。
私は将来、どこも悪くないのにご飯を食べない(少食なのと好き嫌いとで)おばあちゃんになりそうな気満々なのだが、その時やたら治療をしたりご飯を食べさせようとしたりあまつさえ胃瘻を付けようとしたりしないで欲しいのだが、誰に言えば。

拒食症の30代女性は専門病院のベッドが空くまでの約束だったのに栄養状態が改善するまでという話になって、頑張ってDPCを操作して伸ばした。
そうこうしているうちに、HCUに入っていた重症喘息の40代男性が急に覚醒し(全身麻酔で人工呼吸だったのに)開口一番「生きててもいいことない」「夢なんて見ても絶望するだけ」なんてネガティブ発言を残していて、どうか同じ病棟内の30代女性(拒食症)と40代男性(重症喘息)がうっかり鉢合わせして恋に落ちませんように…と願う。いらん世話。


最近、津村記久子さんのエッセイが思いがけず面白く、連日借りて来ては読んでいます。
小説家さんの本業部分(小説)を読まずにエッセイばかり読む傾向があり、津村さんの作品も実は未読。三浦しをんも、岸本佐知子も、北大路公子に至っては何が本業なのか知らず読んでいる状態です。
作家が作った架空の人物や世界観に浸るのも面白いしそこから得られるメッセージももちろんあるけど、実在の人物の実在の日常を知る方が私はよっぽど興味深いのだと思う。あと、体力がなくて長時間空想を泳ぐ持久力がここ数年失われているという現実も。
 

あと幾日生きられるか生命線に尋ねてみても

 
仕事中、人の生き死にについてつらつらと思う一週間でした。
月間70人、年間1000人弱のカルテを見ていると、大体持病のある人が何度も入院してきて、その人にとって弱い臓器が何度も悪くなっては良くなり、最後は良くならずに亡くなるのが多いなあと根拠はないですが思うのです。うっ血心不全持ちの人は循環器が、誤嚥性肺炎繰り返す人は呼吸器が死因になっている。
で、今週拒食症の30代女性が入院して来まして、きっとこの人はこの先栄養障害かるいそうかで亡くなることになるんだろうなあと思ったのです。途中、胃ろうをするかしないかという選択肢も出て来ることでしょう。
でもそういう死に方をすることが分かったとしても、その人が今「生きたくない」と感じていることを変える要因にはきっとならない訳で、それ以前に人が生きたいとか死にたいとかを変えることって多分誰にも出来ないことなんだろうなと感じました。

生き死に繋がりで自分の人生であと何匹猫が飼えるのかと思いを巡らせる。
今いるクーちゃんは15歳、私の20~30代を一緒に過ごした子だけどあと何年一緒に暮らせるのか。(最近ドライフードに食傷気味で、ウェットフードとホットミルクを混ぜたものに替えた。もうおばあちゃんだから咀嚼が難しいらしい。)
れんがちゃんは今2歳、あと15年生きたとして私は50代、母は80代。母にはもう1匹くらい猫との生活を楽しんでほしいがその年代になったらどうなるか分からないか。
単頭飼いするとして、私は多分あと3匹くらいかなあと試算しながら、もっと色んな子と暮らしてみたいなと思うと、どこか保護猫の団体か猫カフェで働くしかないのか、定年退職したらミルクボランティアやってみたいし、死ぬまで猫と暮らしてもし猫が残されたら託せるようにしておきたい、とか色々考えていたらしんみりするのですが、鬱気味なんでしょうか。
 

新春木皿泉月間

 
医事課では新システムが始動し、そうは言っても12月分の保険請求は旧システムで出すので、新旧両システムが入り乱れて大変な松の内でした。
お正月にNHKでやっていた木皿泉脚本のドラマ『富士ファミリー』、録画したけどまだ観られず…。
やっぱり木皿さんの作品はゆっくり時間がある時に観て堪能したいじゃない。

とか言ってたら、今月木皿泉原作・渡辺ペコ作画の『昨夜のカレー、明日のパン』が単行本化!
いやー待ってました!あまりにどこにも情報がないからどこで連載してるの?休載してるの?と思ってました。
木皿さんの世界観を、渡辺さんの空気感でどう料理したのか読むのがとても楽しみ。熱帯雨林で速攻で予約しました。

そういえば年末に『木皿泉~しあわせのカタチ~DVDブック』が発売されて、でも『昨夜の…』も消化していないのに(DVD焼いたけど観る暇なし)でも欲しいなーとぐずぐずしている。
『昨夜の…』は字幕がないのがちょっと観難いのです。最近聴力が落ちたのか言葉が聞き取り難くて、字幕放送にすっかり頼り切っているのです。
 

謹賀新年

 
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

「今年は何があったかなあ」と考えながら年末を過ごしていたら、ワタシ的に一番デカい出来事に襲われました。
ぎっくり腰来ました。人生初です。
いきなり「ぎっくり」来ずに、ある日寝て起きたらなんとなく腰が痛く、そのまま仕事に出て家に帰って家族に揉んでもらったら立ち上がれなくなりました。ぎっくり腰にマッサージはご法度だったようです。
2日寝たら急に治り、じんわり痛いながらもそれなりに生活できるようになり、仕事にも出て年始を迎えました。あービックリした。

まあそれが一番デカい出来事というくらい何もなかった一年、日常生活の中では2匹の猫に癒されていました。
14歳の大猫と1歳の子猫をしばらく完全家庭内別居で暮らしていたのですが、6月くらいから一緒のスペースで生活するようになりました。
といっても小競り合いばっかりでちっとも仲が良くない、そんな中時々2匹が同じ空間にいることがあるというちょっとした変化が日々の彩りです。

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