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どうにもこうにもな日々の備忘録

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文句の多い映画鑑賞『ウォルト・ディズニーの約束』

 
私の大好きな映画『メリー・ポピンズ』の製作時に、原作者であるP.L.トラヴァースがあれこれ注文や文句を付けてきた話は聞き及んでいましたが、この『ウォルト・ディズニーの約束』はそんな製作現場の苦労とトラヴァースの幼少期が交錯するストーリーです。

意地の悪い見方をすれば、気難しい婆さんでさえ落としたディズニー帝国のオレらどうよ、という自慢話に見えないでもないですが(そして製作から50年近く経ってあの頃の苦労は壮絶だったからいっそ映画にしてしまおうという商魂もどうかと思いますが)、どこまでが史実でどこまでがフィクションか不明なりにトラバースの幼少期のエピソードが『メリー…』にオーバーラップする作りは非常に興味深いものでした。
映画の完成試写会での盛り上がりようは『メリー…』の特典映像で見たままでよく再現したなあと嬉しくなりましたし、試写会のシーンで実際の『メリー…』の映像が使われているのを観ると、『メリー…』本作への愛着と『ウォルト…』での苦労が実を結んだ安堵感でなんだかジーンとしてしまうのでした。
原作に比べメリー・ポピンズの性格が明るく活発なことや、バンクス夫人が婦人参政権運動に走っている辺りはやはりトラバースとしては不満でしょうが、この物語がバンクス氏を救うストーリーに帰着したこと、その結果トラヴァースの幼少期に福音をもたらしていることは、ディズニー氏の愛情と言うべきでしょう。

何にせよ『メリー…』は、映画会社にとってもファンにとっても忘れ難い名作であることはここでも揺るぎないのでした。
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今週のサイバラ先生のご宣託、ほか

 
今週は後半台風で各地大変でしたね。
医事課には防災無線があるのですが、今回初めて「試験放送」ではない言葉を聞きました。
ちゃんと機能してるんだー知らなかったー。(って思うくらい、ホント試験放送ばっかりだった。)


さて。
他部署の同僚(顔を合わせると子供の話・夫の話ばかりの人。2014.11.08参照)が相変わらず愚痴しか口にしなくて、「あー関わるのめんどくさ」と思っていた矢先、今週図書館で借りたサイバラ先生の本で素敵な言葉を読んだのです。曰く。

「(西原さんちに夜集まるお母さんたちがつまらない愚痴は言わないことについて)それは社会人のルールだと思う。新橋で上司の悪口を言って飲んだくれてる人になっちゃダメですよ。あれは仕事のできない人たちがすることだから」(西原理恵子『サイバラの部屋』)

そっか、仕事の愚痴ばかりぐだぐだぐだぐだ言ってる奴って「こいつ仕事できねえのに口だけ一人前に言いやがって」って思うけど、家事や育児も同じなんだな、コドモも旦那もその人にとっての「仕事」の一種でそれを愚痴ってばかりなのは駄目だって思っていいんだな、となんだか安心した訳です。


さて。
今週、うつの同僚の休職が決定した模様。
と言っても本人はそう言うけど詳しい話は聞けなくて、院内でも噂になったりはしていないようで、詳細は不明なのですが。
同僚も肩の荷が下りたでしょうが、それは私も同じこと。
ブラック部署に異動になってからこちら、なんとかニューヨークの出張にまでこぎつけたけど、最近は平日に事務長の仕事をこなしながら土日は出張の報告に各地で仕事のためほとんど公休を消化できていないそうで、「明日から休むかも」「もう駄目かも」と言いながら毎日なんとか出勤していく状態(そして私はいつもその泣き言を聞いてうんうんとなだめすかす役)でした。
仕事をしばらく休むことが決まっても何か色々あるようで、同僚はすっかり落ちています。心配。
 

今週すごく気に入っているもの

 
ここのサイトでたまたま見かけた。
穴からチラ見する鼻と口に心がざわざわする。
サイトも予想外の充実感。

2015022601.jpg


 

医事課女子、奔(はし)る

 
担当している入院患者に20万以上の未収金を抱えている人がいて、聞けば最近確定申告をしたらしい、その写しを持って市役所で手続きすれば医療費が安くなるのに…と医事課長と噂していたのですが、ようやく患者家族とその話をする機会があり、実際に市役所に行ってもらったのです。
行ってもらうまでにも時間が掛かり、行ったという知らせもなかなか届かない。やっと知らせが届いたと思ったら、やれと言った手続きをやっていないことが判明。

時は既に月末の夕方4時で(この手の申請はその月末までにやっておかないと損することが多いのです)、雨も降る中交通手段が自転車しかない患者家族を公用車に乗せて市役所まで付き添ったのでした。
市民税申告の確認→写しのやりとり→後期高齢者医療保険の負担区分の変更→限度額適用認定証の申請→心身障害者医療受給者証の負担区分の変更を行い、全て終わった頃には閉庁から1時間を越えていました。

そもそも患者家族は一度市役所に行って手続きを試みながら、職員の「あ、もうその手続き済んでますよ」(実際は本来の目的のことは出来ていなかった)という言葉を鵜呑みにして帰ってきており、ここで職員が各窓口で連携してもらえたら二度手間にならずに済んだのにと、縦割行政を恨めしく思います。
そして何より、素人さんには市役所の手続きは難しすぎる、と痛感したのです。
実際にこの患者家族は昨日のことでさえ何しにどこに行ったかを全く理解しておらず、何が申請できて何ができていないのかを聞けば聞くほど分からないのです。
患者家族に対しては正直、低学歴・低所得ゆえにリテラシーが乏しいと感じていました。確かにそれも事実なのですが、それとは関係なく多くの市民にとって市役所はハードルが高い。
そのハードルを乗り越えられないばかりに必要な制度へのアクセスが閉ざされている人も多数いるのだろうと痛感しました。
今回の患者に関しては、私の申請同行により過去2年分の過払いの医療費を取り戻し、償還額は30万円ほどになるだろうと見込んでいます。
逆に言えば手続きしなかったばかりに今までそれだけのお金を損していた訳で、制度の案内だけではなく、制度に実際に繋げるまでがケースワークなのだと感じました。
(まあもっと言えば、今回の件はケースワーカーが動けよって話です。)

後日、還付金の案内第1便が届き、これから1年ほどは市役所からの書類を全部チェックさせてもらって、返って来たお金を患者家族が使い込まないように返済計画を立てて行く作業が待っています。
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