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どうにもこうにもな日々の備忘録

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よいお年を

 
この間書いた、脳メタの患者さんは今週お亡くなりになりました。
ちょうど私が公休の日に息を引き取り、次の日出勤したらもう退院計算(患者さんが退院する時に医療費を精算すること)も終わっていて、どんな最期だったのかも見届けることができませんでした。
その一方で、病棟では正月休みに向けて退院する患者さん続出で、ここ2・3日は連日6人ほどの退院計算が続きました。(普段は多くても1日退院3~4人。)
ちなみに医事課では「大量に退院患者が出ててんてこまいになること」を「パーティ」と呼んでいます。なので、連日、各病棟でパーティです。
そりゃ患者さんだって正月くらいは家でゆっくりしたいもんね。家に帰れたら「また闘病がんばるか」って気持ちになるかもしれないもんね。
できれば中3日開けて、仕事初め過ぎてからにまたお会いできるといいなと思います。
(別に仕事を楽したいからじゃなくて、DPCという計算方法で医療費を計算しているので、退院日から再入院まで数日開けないと損になっちゃうのでした。)

私は正月もレセプトを出すためちょくちょく出勤します。
今年のカレンダーいいよなー。官公庁に勤めてたら10連休だったんだよなー。
でも、盆も正月も関係ない医療機関勤務ですので、いつも通りの月末月始です。
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命の証に愛だけを残せ

 
というのは中島みゆきの「愛だけを残せ」ですが。

Mさんのダーリンパパさんの様子を読みながら、自分の病棟のある患者さんのことを考えていました。
私が担当する病棟は呼吸器病棟なので、癌については気管支ファイバー(内視鏡)をして肺癌が分かって化学療法が始まって、という流れがほとんどです。
その患者さんも同じパターンで、入院してからのお付き合いは非常に長いものになっています。
化学療法のために初めて入院した時に経済的に苦しいことが分かり、病院で行っている「無料低額診療」の手続きを進めたり、高額医療貸付を利用したりとケースワーカー的に関わることが多い人でした。
その後は、毎月国民健康保険の窓口に通いながら順調に入退院を繰り返し、今回も化学療法が終われば普通に帰宅できるものとばかり思っていました。
ところが、退院支援調整会議で「この人は調整の必要はないですね」と聞くと、「むしろ今状態が悪化して、家族に病状説明するかどうかになっている。調整が重要にして困難」ということが発覚。脳メタ、いわゆる転移が進行したのでした。
確かに電子カルテ上、食が進んでいないことは書いてありましたが、それがゲーゲー嘔吐を繰り返している状態なのだとは記載だけ追っている私には想像が及ばなかったのです。
患者さんはもともと離婚したり折り合いが悪かったりで親族との関わりは絶っており、経済的な問題が出た時も、身寄りはいないからと「無料低額診療」を選んだのでした。
毎月の国民健康保険への保険料納入は滞らせてはいけないと、患者さんに代わって市役所に行きました。今保険が切れれば患者さんには莫大な医療費が掛かり、それを処理する親族もおらず、下手をすると療養を続けられない恐れがありました。
看護師長立ち会いのもと本人さんの財布からお金を預かりましたが、咳き込む以外にはぴくりとも動かず、視線は宙を浮いたままの患者さん。ついこの間まで病棟を歩いていた人がこんなに悪くなるなんてとショックでした。
それと同時に、直接患者さんに接することのない事務職員として、電子カルテを読みこなし患者さんの病状を立体的に把握する能力の大切さを痛感したのでした。

今週は逆に電子カルテの内容が分かり過ぎてしまう辛さも目の当たりにしました。
私の上司にあたる職員さんは、半月ほど前倒れたお母さんを自分の勤める病院に転院させたばかりでした。
運よくか悪くか、お母さんは自分の担当する病棟に入院。
先日電子カルテを見ていた職員さんは、昼休みに酷く塞ぎ込んでいました。曰く、「母親の状態が悪化して、今日モルヒネが入った」と。
正直、今の私の事務スキルでは、モルヒネが入ることがどういうことなのか分からないのです。
職員さんはひとしきり落ち込み、その後病棟に面会に行って泣きながら帰ってきました。お母さんは翌日息を引き取りました。
電子カルテが読みこなせる職員さんだからこそ、お母さんの病状が危機的なもので、先が長くないと予測ができたのでしょう。
下手に知識があるばかりに、余計悲しみが増したような気がしました。

人の命の終わりに電子カルテ上で立ち会うこの仕事は、実はとても因果なものだということが最近になって今更ながらじわじわと分かってきました。
電子カルテ越しに患者さんの名前だけ、処置の文字だけが流れていく毎日ですが、それでも「死後の処置」のオーダーを取り込む時、せめて事務的だけではいるまいと思うのでした。


 

体調ぐずぐず

 
カンジダがなかなか良くならないのはやはり体調が万全じゃないからなのか、なんだか体調がぐずつく一週間でした。
しょっぱなの月曜日から午前中を休み、その後は勤務の関係で午前中出たり午後出たりの毎日、そして金曜日はやっぱりお休み。
どうも不定愁訴というか、気圧が下がると血圧が下がるのか、とにかく朝が気分が悪くて、頑張れば行けない体調でもないのだけど、「頑張って出勤するぞー!」という気力がまたなくて、心身ともにちょっとおかしい感じです。
クリスマスも近いのにこんな状態…。

病棟の患者さんを見ていると、家族が疎遠でとかお金がなくてとか色々な問題を抱えているケースが多くて、そういうのを目の当たりにするに、母一人娘一人世帯で一人っ子のワタクシ、母親を看取るのも不安だが自分が死んだ時も不安だと思い立って、重い腰を上げて共済の生命保険に入ったのでした。
入院だけでなく一定の休業も保障されるとのことで、掛け捨てなのは痛いけど、ちょっと安心です。
 

初めてのカンジダ感染症。

 
…というタイトルもなんだかなとは思いますが。

カンジダ膣炎つーかカンジダ外陰部炎つーか、とにかくカンジダ感染症が痒いのです。
ビホナゾールという殺菌クリームじゃ飽き足らず、医者に行く時間もないのでフェミニーナ軟膏で乗り切ろうとしましたが、痒くて痒くてその結果掻き壊したりして、でも婦人科の膣洗浄が嫌なので「あまり痒くないです」なんて強がったりして、もう自分でもどっちの方向に行っているか分かりません。
まあ今はだいぶ改善しましたが。

私はカンジダは初めてなのですが、かなりメジャーな病気とのこと、確かに病棟の高齢者はみんな罹ってるし、この痒みを何度も経験するのは大変だなあと思います。

なんというか、部位が部位なだけにそこが痒いのも情けないし、トイレに行くたびにクリームを塗るのも情けないし、そもそもカンジダという常在菌に罹るということは体調が悪いからで気分がぐずぐずしているところを、うちの母親が無神経に人の病気を揶揄してくるのがほんっとーにムカついて。
ちょっと風呂場にクリームを置いていたら「お股の薬が!」なんていちいち喜ぶ様は、まるで女子のナプキンをからかう小学生男子のようで、「相手の精神が子供だから仕方ないわね」なんて寛容にはなれない、神経逆なでされた感があるのです。「お股」ってあんた。

愚痴でした。
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