WHAT'S NEW & DIARY in ROUTE66

どうにもこうにもな日々の備忘録

RSS     Archives
 

文句の多い映画鑑賞『マルサの女』

 
TVでたまたま見かけた宮本信子さんがそれはそれは素敵だったので、久しぶりに伊丹十三作品に手を出しました。

伊丹監督の作品の中で一番好きなのが『マルサの女』です。
相変わらずグロデスクで生々しいセンスが光る伊丹監督ですが、取材の賜物による描写の緻密さもさすが、マルサの女こと宮本信子と好敵手となる山崎努の関係性の描き方も面白かったです。

『マルサの女』を観ていると、かつて就いていた福祉事務所での日々を思い出しました。
行政の中でも最も世知辛い部署と言われる福祉事務所での4年間は、もちろん嫌なこともしんどいこともありましたが、刺激的で楽しく充実したものでした。
お役所仕事と常になじられる職場ですが、お役所仕事にもお役所仕事の理由があり、秩序があり、醍醐味があり、ドラマがありました。
窓口で市民に怒鳴られ泣かれ責められ、それでも出来ないものは出来ないとお断りし、そんな中でニーズを聞き制度利用に結び付けられた時の喜びは、地味かも知れませんが大きなものでした。
『マルサの女』とはそういう映画だと私には感じました。
「マルサ」という特殊部署の一職員の視点から描くことで、日常の職務の中の醍醐味を焙り出す。
普段は納税者として苦い思いをしている観客が「山崎努の脱税を許すなー!」と国税庁側の気持ちにはまってしまうのは、それぞれのキャラクターの面白さ、リアルな脱税とリアルな査察調査、そして脱税する人間も査察調査する人間もどちらにも共感できる人間味がそこにあるからでしょう。納税者である自分は山崎努の気持ちが分かりながら、映画を見ている間はそれを追いつめる宮本信子の気持ちも分かる。
以後の「女シリーズ」も一貫して善対悪の対決構造がありますが、唯一『マルサの女』は善にも悪にも心を寄せられるのが名作である理由ではないでしょうか。

あと、宮本信子の上司・津川雅彦が若くてかっこいいんですけどね…福祉事務所での私の上司は津川雅彦さんっぽかったわあと思いました。
男気があって頼りになって、上司と部下の垣根を越えて対等に仕事ができる人でした。
頼りにし過ぎてしまいには、今の職場に移る時の身元保証人にまでなってもらいましたが、それすら嫌な顔せずその場で書類にサインをくれました。
いい上司だったな~~。また機会があれば一緒に仕事がしたいです。
スポンサーサイト
 

雨の降る日に動物園へ

 
今週はよく雨が降りました。木曜・金曜は警報が出て、市内の学校はお休みだったようです。
そんな中、仕事が休みだったのでかねてから行きたかった動物園へ行って来ました。
岡山市の動物園と言えば、池田動物園。現在の天皇陛下のお姉さんが嫁いだ先でもあります。京山という山の中にあり、地形を利用した起伏の多い作りになっています。
動物園に行くのは小学校以来20年ぶり。子供の頃は見た目の可愛さばかりで動物を見ていましたが、年を重ねた今ではどの動物たちも愛おしく感じることが出来ました。

雨の日(最初は小雨だったけど途中からざんざん降り)に来ているのは、私と母と、他にもう一組の家族だけで、それはそれは自由に園内を見て回れたのが非常に良かったです。
本当はこの春ベビーが生まれたというアカハナグマを見たかったのですが雨のため展示なし。池田動物園の人気者であるレッサーパンダも展示なし。
平日でもエサやりイベントをやっているはずなのですが雨天中止。出ている動物たちも揃って雨を避けて小屋の下でしたが、めげずにエサをあげてきました。
雨の日はちょっと見られない動物もいるのであれですが、平日の動物園はなかなか穴場です。


130621_1.jpg
ゲートを通るとすぐに見えるのが象のメリーちゃん。雨の中何やら訓練中でした。

130621_3.jpg
ホワイトライオンのハタリくんはストレスでサーカスを辞め池田動物園に療養に来たという経緯があります。
そして色々あってたてがみもなくなったそうです。
動物の世界でも鬱が!大変ですね…。
動物園の中で一番親近感を感じるエピソードでもあります。

130621_2.jpg
今回行って魅力を再発見したのが小型のシカ、キョン。TVで観たことがあったのですが、シカと瓜坊をミックスした外見で大変可愛かったです。
シカの一種なのでシカせんべいをあげています(母が)。
 

文句の多い映画鑑賞『レッツゴー!忍法帖』

 
ハッピーバースディ・トゥーミーという訳で以前から欲しかった劇団☆新感線の演劇DVDを買いました。
劇団☆新感線作品を観るのは『阿修羅城の瞳』『薔薇とサムライ』以来の3作品目。
『レッツゴー…』は『阿修羅城…』や『薔薇と…』に比べると小規模の劇場で公演した劇団員中心の作品で、内輪ネタも多く、新感線的ストーリー展開と演出という印象でした。
ゲストの阿部サダヲさんと劇団俳優の橋本じゅんさんの掛け合い、古田新太さん率いる地獄谷七人衆のバラエティさを楽しんだら元が取れる感じ。
私個人としては毎日ブログをチェックしている劇団女優・高田聖子さんが観たくて買ったようなもので、それだけで充分です。

あれ?なんか特に熱意のない感想?
なんかねえ、面白かったには面白かったんだけど、3作品目ともなるとパターンが分かってくるというか(そういう意味で「新感線的ストーリー展開と演出」と書いた訳で)、あと滑舌のせいか劇場の規模のせいか台詞が聞き取りずらかったり、馴染みのお客さんなんだろうけど笑い声が目立って舞台のお邪魔気味だったり、ちょっと心にしこりが残らないでもないという。
でも、DVD特典のアドリブ集を観ていると、演劇って当たり前だけど毎回毎回同じテンションで同じ演技をして、その中で失敗とか成長とかがあって千秋楽に至るんだなあと思うと、俳優という仕事の精神力って凄いなあと感心しました。
あと、俳優さんたちの運動神経。演技をするということは感性でもあり感覚でもあり反射神経でもあり、それ相応の能力がないとできないことなのだと劇団☆新感線のDVDを観ているといつも思う訳です。


レッツゴー!忍法帖 [販路限定]レッツゴー!忍法帖 [販路限定]
(2007/12/07)
不明

商品詳細を見る
 

文句の多い映画鑑賞『プラダを着た悪魔』

 
久しぶりに映画鑑賞。と言ってもこのところとんと自分から何か映画を探しに行くことはしていないので、今回も「金ロー」で流れていたのを観ただけであって、そんな受動的な態度での鑑賞は鑑賞と言わないと思うのだけど、ひとまず放送を観ながら思ったことをつらつらと。

仕事をするようになって観たからなおさら、そしてその仕事の中で「あなたはこうした方がいい」「ああした方がいい」と外見に言及され、変わることを意識した経験もあるからこそなおさら、この映画の「女子の夢」ポイントがどこか分かって、むしろその演出があざといとさえ感じたのでした。

だってさー、
地味な女の子がお洒落によって磨かれて(でも自力で磨いたというよりは飛び込んだ環境が磨いた感じ)、
地味と言いながらなんだかんだ男がいて(仕事に理解があったり仕事の糧になったり)、
高慢ちきな上司や気取った同僚に評価され(どちらも同性の女であることがポイント)、
仕事で幾多のピンチを乗り越えて成功し、
最後には自分から仕事をやめる(相手にやめさせられるのではないのがまたポイント)。

なんかなー、巧いこと出来てるなーって思いました。
特に、女同士ぎすぎすする世の中、仕事で同性に評価されることほど力になるものはありません。同性の評価をもらえばもうこっちのもんってところがありますよね。
あと、先にも書いたけど、変わるべきか変わらざるべきか、本当は激的に変わりたいけど自分から動くのは何か怖くて躊躇していた私にとっては、よいアドバイザーが「服はこれ、靴はこれ、バッグはこれ」とぽんぽん与えてくれて変わるのは反則じゃないかな?と思うんです。
誰かに変えてもらいたいけどそれができないからみんな自分で試行錯誤する訳で、そんな一足飛びに正解に辿り着くなんて…ずるい!(本音)
そういう「女子の夢」を本当にいいところ突いています。

またアン・ハサウェイが巧いんです色んな意味で。
嫌味なく同僚をフォローしたり、嫌味なく上司の無理難題に応えたり、嫌味じゃないのが逆に嫌味に感じます(ひねくれすぎだろ)。
不可抗力で同僚の念願の仕事を奪っても、それはあくまでも不可抗力、私が望んだ訳じゃないのよ、私も困ったけどやってるのよ、というスタンスが、観ていてもう!と思いました。

「女子の夢」満載の夢物語にどっぷりと浸れなかったのは、それだけ年を取ったからでしょうか。それだけ心が乾いているんでしょうか。
そういえば、今週また一つ年を取りました。
 

やっこさん、とんだ素人だ

 
先週は仕事を休んでどうなることかと思いましたが、どうもなりませんでした。普通に仕事が片付きました。

今週はたまたま行き着いたサイトで花札にハマって毎晩勤しんでいるのですが、これがもう負ける負ける。
映画『サマーウォーズ』で主人公と人工知能が対決して、人工知能がボロッボロに負けるんですが(なので今日のタイトルはその人工知能の負けっぷりを見た登場人物の台詞)、まさに私も毎回そんな状態。ボロッボロです。
そもそもパソコンと対決している時点で私の分が悪く、常に出る札がパソコンに操られているので、パソコンばっかり札が揃って私ばっかり札が揃わない。札を取ることさえ難しい。
そんな縛りの中だからこそ勝てると嬉しいのですが、負けるのが普通なので気持ちが腐ってきます。
それでも何故続けているのか。それがギャンブル…なの?
プロフィール

damian

Author:damian
FC2ブログへようこそ!




最新トラックバック



検索フォーム



ブロとも申請フォーム

QRコード
QR